
リフト
2016/10/20
寝室
乗り移りをサポートしてくれる福祉機器
車いす~ベッドへ自分で乗り移りができない場合
通常は、介護者が抱えて移乗させることが多いと思います。
この「抱える介護」には2つの問題があります。
1つ目は・・・・
介護者が腰痛になりやすいことです。
生まれつき障害があるお子さんを
お父さんやお母さんが介護するケースでは、
まだ小さい頃はそれほどでもないのですが
お子さんの体重が10kg~15kgくらいになってくると
多くの介護者の方が腰痛になっています。
経験者なら申し上げるまでもないことですが、
この腰痛というのは
本当につらいものです。
中腰になるたびに
激痛が走りますので、
床に落ちたものを
拾うことさえ困難になります。
いつまで介護できるのか・・・と
不安な気持ちになるのは
ごく当たり前のことです
2つ目は・・・
介護される側の人も
抱えられることが必ずしも
快適とは言えない場合がある点です。
腰やお尻などを抱えることが多いのですが、
この1点に力が集中してしまうので、
体がこわばってしまったり・・・
緊張が入ってしまって抜けなくなったり・・・
お尻に褥瘡(じょくそう)=床ずれをつくってしまったり
することもあります。
この2点を解消するのが
このリフトという福祉機器です。
もう日本でも、20年以上前から
存在しているのですが、
まだまだ一般的に普及しているとは
言えません。
ベッドから車いすへの乗り移りだ出なく
この写真のように、畳の上で寝たい方でも
車いすへの乗り移りに使うことが可能です。