サニープレイスの住まいづくり
4つのコンセプト
コンセプト①
オーダーメイドのバリアフリー
ひとくちに、身体障害と言っても、
・頸髄損傷
・脳性マヒ
・関節リウマチ
・髄小脳変性症
・切断・・・
と疾患や症状によって、身体機能は当然違います。
また同じ疾患名がついていても
お一人お一人、できる動作・できない動作が違います。
今まで受けてこられた機能訓練(リハビリ)の
内容によっても
獲得されている動作が違います。
体のサイズも違います。
シャワーで済ませたい人。
浴槽に入りたい人。
と、生活習慣も異なるのは当たり前です。
ですから、私たちは
マニュアル的・画一的な設計はしません。
その方の生活動作にあわせたオーダーメイドの設計でこそ、
生活をずっと支えてくれる住環境が実現するからです。
オーダーメイドの住まいを実現するための、
ひとつの手段として、
私たちはよくシミュレーションを行います。 シミュレーション>
- よくあるケース
-
「バリアフリーでしたら、お任せください」
「当社は、車いすの方の住宅を建てたの実績もありますよ。」
建築業者さんのこの言葉を信じて、
失敗するケースは、少なくないようです。
建築業者さんに悪意はありません。
ホントに実績があるから、そう言っているだけです。
ただし実績といっても、おそらく
単に床がフラットな家を建てたという程度です。
「お任せください」という言葉を鵜呑みはしないでください。
朝から夜までの一日の生活をイメージしながら、
ご自分の目で、図面をしっかりチェックしてください。
チェックの仕方が分からない場合は、
当社に相談に来ていただくのも一つの手です。 クリック>
コンセプト②
将来へのフレキシビリティー
体の状態は年月とともに変わっていきます。
5年、10年先の生活がどうなっているかは、誰にも分かりません。
ですから、フレキシビリティーのある住まいが理想です。
今車いすを使っていなくても、
車いすを利用する時がきた時のための
配慮を、あらかじめしておく。
今は、それほど介護は必要ない。
けれど、ゆくゆく介護を受けやすいように準備しておく。
これが、フレキシビリティーのある設計です。
私たちは、「今」の暮らしやすさを追求しつつ、
将来の変化も視野に入れた設計を心がけています。
そうする事によって、
将来、環境の変化があっても、あわてず対応できます。
また、その時の改修時のコスト負担を抑えることにもなります。
- 具体例
-
今は普通の広さのトイレでいい。
でも将来は、
車いすで入れる広いトイレが必要になるかも知れない。
そんな場合は、
いつでも簡単にトイレを広げられる設計が可能です。
通常、トイレを拡げる工事には、30~50万円程度必要です。
工事には2~3日かかりますのでその間トイレは使えません。
しかし、最初からこれを予測して設計しておけば話は別です。
工事費は10万円程度でOK。
しかも、工事といってもたった1日で済みます。
その作業中でさえトイレは使えます。
コンセプト③
溝を感じさせないコミュニケーション
住まいづくりをする際
お客様と私たちとの間で、たくさんの情報交換が必要になります。
そのコミュニケーションのどこかに
「溝」のようなものを感じてしまうようでは
いい住まいができるとは思えません。
特に障害のある方の住まいづくりに欠かせないのは
障害者の方、そのご家族の
ニーズをくみ取る能力だと思っています。
建築会社として、いい家をつくるのは当たり前です。
そのプロセスでも、お客様にストレスを感じさせないことは
私たちにとって重要なテーマです。
- よくあるコミュニケーションの溝
-
障害のある方が、
建築会社との間に良く感じる溝が2つあります。
この2つの溝はすなわち、ストレスです。
1つ目の溝 ―話が通じないー
障害のことをいくら説明しても、分かってもらえない。
話しても、話しても通じない。
やはり、こんなものなのかな・・・と
諦めてしまわれる方も、少なくないと思います。
2つ目の溝 -提案が出てこないー
「廊下は広くしてください」
「トイレのドアは引き戸にしてください」と、
お客さんが言った部分は、その通り図面を直してもらえる。
でも、そうじゃなくて、
「こうすれば、暮らしやすいですよ」と
プロとしての問題解決方法が聞きたいのに、それが出てこない。
コンセプト④
使い勝手に責任を持つ
私たちの会社は設計事務所です。
と同時に、工事も自社で行っています。
設計事務所でありつつ、施工も行っている意味について述べていきます。
そもそも設計事務所とは
設計事務所と、ハウスメーカーや工務店との違いをあえて簡単に説明
するとすれば、
・設計事務所の方が、より高い専門性を持っている。
・設計事務所の方が、よりお客様目線で一緒に住まいをつくっていく。
という事でしょうか。設計料は発生しますが、その結果、お客様は
・要望を全部受け止めてもらえる。
・いろいろな提案の中で、より納得できる選択ができる。
・その結果、望む住まいを手に入れられる。
と言ったメリットを受けやすくなります。
これについては、いろいろな本やサイトに、
異口同音に書かれていますので、この辺にさせていただきます。
設計事務所でありながら施工も行う
設計事務所に依頼すると、図面を書く設計業務と同時に、
お客様の代わりに工事状況をチェックする
「監理」と言われる業務を行います。
工事の内容に間違いや不具合があった場合
設計事務所は、すぐに指摘して直させます。
しかし、ここで知っておいていただきたい事は、
設計事務所ができるのは、指摘する所までだという点です。
最終的な工事の出来栄えに関する責任は
施工会社の方にあります。
私たちは、お客様に住まいづくりを任された以上は、
できるかぎり、最後まで責任を持ちたいと考えています。
そのために基本的には、
設計のみならず、施工も自社で行う体制をとっています。
・現場が遠方で施工が難しい。
・お客様が施工会社を指定されている。
このような時には、検討の上、設計監理業務のみお引き受けする
場合もあります。
- よくあるトラブル
-
トイレの工事が完了した後、実際に使ってみる。
使い勝手が悪いので、
便器の位置を、あと10cm左に移動して欲しいと
施工会社に伝える。
施工会社は、しぶしぶ応じました。
ところが間違って10cmではなく、15cm移動してしまったのです。
再度、5cm戻す工事を依頼。
施工会社は、
「戻してもよいが、追加費用を払って欲しい」と言ってくる。
お客様としては、満足のいく状況に至っていないのに
費用を負担することには抵抗を感じて当然です。
こういうトラブルが起きてしまうと
お客様と施工会社との関係は、簡単に崩れます。
その後、いろいろ微調整を依頼しても
対応が悪かったり、なかなか来てもらえなかったり。
建築会社が、使い勝手にまで責任を持っているかどうかは、
こういう時に明らかになります。
アフターケアでの再調整
当社が施工も自社で行っている、もう一つの理由は、
アフター対応も自社できることです。
工事をしてから、数ヶ月あるいは数年たつと
ちょっとした微調整が必要になることは
珍しくありません。
お体の状態やライフスタイルは
変化していくものだからです。
私たちは、こうした微調整も
人任せにせず、自分達で対応したいと思っています。
施工会社からすれば、
ちょっとした微調整かも知れませんが
お客様側から見れば
そのちょっとした事が生活に大きな影響を
与えていることが
意外と少なくないからです。
- 具体例
-
リフォームの5年後くらいに、
「トイレの手すりをあと10cmほど右に寄せて欲しい」
という様なお電話をいただく事があります。
設計事務所だと、
工事は工務店に依頼して、行ってもらうしかありません。
でも私たちは、
人任せではなくできるだけ自分で行きたいと思っています。
私たちが行くことで
その場で、お客さんの動作を直接確認しながら工事できます。
ホントに10cmでよいかな・・・
15cm移動した方がいいかも・・・
と、お客様と一緒に確認できるからです。
こういう対応ができる事が、
単なる設計事務所でなく、施工会社でもある強みだと思っています。