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障害のあるお子さんのお父さん、お母さんへ

小さな頃はよかったけれど、お子さんの成長と共に、だんだん介護がつらくなってきてはいませんか?
お子さんの体重が15kgを超えると、どんな大人でも抱えてあげるのは大変な事だと言われています。
でも、実際にはもっともっと重たくても、抱っこで介護されている方が少なくありません。

「私、いつまで、こういう介護ができるのかしら・・・」

そんな思いを胸から追い払うかのように、今日も気合を入れて介護を続けていらっしゃるお母さん。

「私が倒れたら、おしまいやわ~!」

と笑い飛ばしながらも、その笑顔の裏側では、介護の不安が重く心にのしかかっていらっしゃるのかも知れません。

なぜ、他人の私がそのようなことを言えるのでしょうか。それは今まで、住まいを改善した後のお母さん達の表情を見続けてきたからです。

例えば、毎日、中学校2年生の息子さんを抱えてお風呂に入れてきたあるお母さん。
ご自分の体に限界を感じ、思い切ってお風呂をリフォームしました。
リフォーム後は、浴室内に設置したリフトを使うことで、息子さんを抱えずに入浴させてあげることができるようになったのです。

「今まで生きてきた中で、一番嬉しいかもぉ!」
と言いながら、そのお顔が喜びに輝くのを見る時、今までの介護がいかに辛かったのかは、容易に想像できます。

環境を変えることで、「抱える」介護を減らしたり、なくしたりすることはできます。
住まいを改修することで、お父さんやお母さんの介護のご苦労を軽減することは可能なのです。

しかし、そう申し上げても、決してストレートには受け止められないでしょう。
おそらく、次のような疑問や想いが脳裏をかすめることだと思います。

  • ・ 一体、どんな風にすればそんなことが実現するの?
  • ・ 改修するのに、どれだけお金がかかるか想像もできない・・・。
  • ・ 私の周りの方々も、やっぱりみんな抱っこしている。
  • ・ 一旦、楽になってしまうと、二度と抱っこができなくなるのが心配・・・・。
  • ・ 住宅を改修するのに助成金が使えることは知っているけど、それは1回しか使えないので、
      もう少しがんばってみようと思う。
  • ・ バリアフリーの家を建てるとすると、いくらくらいかかるの?
  • ・ とにかく、何から考えていったらいいのか分からない。
  • ・ 相談できる所がない。誰に相談していいのか分からない。

そうですね。
考えることは山のようにあるのに、それに対して親身に相談に乗ってくれて、的確なアドバイスをくれる人がいないのです。
せめて身近なところに、参考になる事例があればいいのだけれど、それもない。
だから、「もう少しがんばれるうちは、がんばろう・・・。」と思ってしまうんですね。

でも、誤解を恐れずあえて申し上げます。
「抱える介護」は、親としての義務ではありません。
お子さんを愛すればこそ、お父さん、お母さんもご自身の体を大切になさって下さい。
もしも、そのお子さんにご兄弟がいるなら、ご両親が少しでも楽になることで、他のお子さん達にも、少しでも多くかまってあげてください。

便利な道具を使うことは、決して「手抜き」ではありません。
住まいの環境を整えることで、少しでも家族みんなが楽に生活できるように考えていく事も、ご両親からお子さんへの愛情だと思えるのです。

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