シミュレーション
シミュレーション(動画)
車いすユーザーの方が住まいづくりで失敗しないためには
シミュレーションが不可欠です。
シミュレーションとは何か・・・
まずはご覧ください。
シミュレーションについて(サニープレイス代表取締役 岡村英樹)
04 : 38
Mさん キッチンのシミュレーション
02 : 31
Mさん 浴室のシミュレーション
02 : 46
Nさん トイレと脱衣室での介護のシミュレーション
01 : 29
Sさん トイレのシミュレーション
01 : 25
シミュレーション
シミュレーションの必要性、方法などを詳しく解説します。
1.後からでは遅い
使い勝手を前もってチェックする唯一の方法
家というものは、工事が完了した後で
初めて使い勝手が分かります。
通常は、事前に見たり、触れたりすることはできません。
もちろん、
結果的にうまくいけば何の問題もないでしょう。
しかし、そうでなかったらどうでしょうか・・・。
「家は三度建ててみなければ・・・」と言われています。
健常者の場合は、失敗だったかな・・・で
済む場合もあるでしょう。
しかし、障害者の方の場合は、
それで済まない事も十分ありえます。
ちょっとした設計ミスが
ちょっとした施工ミスが
生活そのものに大きな影響を与えてしまいかねません。
そうならないために、
私たちは工夫していることがあります。
それが、シミュレーションです。
工事が終わってからではなく、設計段階で
実際に見て
実際に触れて
実際に動いてみて
使い勝手をチェックできる唯一の方法です。
2.画一的な設計ではなく
オーダーメイドの住まいをつくる
バリアフリー住宅に関する
マニュアル本は巷にたくさんあります。
こういった本を住まいづくりの参考資料として
見ることは良いでしょう。
しかし、マニュアルだけを頼りに設計をしても
本当に暮らしやすい住まいが実現するとは限りません。
同じ障害であったとしても、
お一人お一人
動作・体のサイズ・生活習慣が違うからです。
生活動作に合わせた最適なサイズで設計しておかないと
後々、暮らしにくい家になってしまいます。
マニュアルは参考にはなりますが
常に最適解ではありません。
私たちの経験上、そう言い切れます。
ベストな設計寸法は
その方固有の動作を分析して
決定すべきだと考えています。
そのために、
私たちはトイレやお風呂などの
実寸大モデルを使ってシミュレーションしています。
その方にとっての暮らしやすさを実現する空間とは・・・
その答えを発見するプロセスです。
3.実物大モデルでのシミュレーション
実物大モデルは、出来る限りリアルに再現します。
トイレには、本物の便器、本物の手洗いをセットします。
便器に座れる方であれば、座っていただきます。
便器の高さや手洗いの位置などを、
ひとつひとつチェックしていきます。
お風呂にはもちろん浴槽を置きます。
実際にお湯までは入れませんが、
可能であれば、中にも入っていただきます。
どこまで足が伸ばせるか
手すりが必要かどうかなど
いろいろ確認できるからです。
キッチンでは
流し台の形だけでなく、冷蔵庫、電子レンジ、
炊飯器などを置く位置も
重要なポイントになってきます。
一通りの調理動作をチェックするために、
まな板、包丁、お鍋まで用意します。
まな板の上でニンジンを切ってみて初めて、
それがベストな高さかどうかチェックできます。
座位での調理は
一見ラクそうに見えて、実はそうでもありません。
台の高さが1センチ変わるだけで、
使いやすさがぐっと変わる事に、どなたも驚かれます。
シミュレーションは、お客様ごとに毎回行います。
以前に同じような障害の方がいたから・・・と言って省略できません。
また、可能な限り
PTやOTの方々にも立ち合っていただきます。
身体機能評価のプロに見ていただけるだけでも
私たちとしては、心強い限りです。
ずいぶん面倒なことをするんだなぁと思われるかも知れません。
でも、それぞれのチェックに1時間もかからないのです。
むしろ、このわずかな手間を惜しまないことこそ成功の秘訣だと
私たちは骨身にしみて感じています。
4.実際のトイレなどでのシミュレーション
わざわざ実物大模型をつくらなくてもできる
シミュレーションもあります。
例えば、病院の中で使い慣れているトイレがあれば
その場所での動作チェックも可能です。
また、福祉機器の展示場や
メーカーのショールームに行って
設備を実際に使ってみて
適正なサイズを測らせていただくこともできます。
いずれにしても、
実物大のサイズで確かめるという所がポイントです。
紙の上に描かれた図面見るだけでは
本当の使い勝手を判断する事は、まず不可能だと思います。